今回はマリオットやヒルトン、その他国内外の有名ホテルグループが採用している、ベストレート(BRG、最低価格保証)の申請時のチェックポイントに関してまとめたいと思います。
せっかく公式よりも安い料金を見つけたのにこれって申請できる対象?と、悩んだときにも参考にしてください。
Contents
ベストレート(BRG、最低価格保証)申請時のチェックポイント3選
- 部屋、食事の有無、料金の支払い、キャンセル規定等が同一条件であること
- 税・サービス料等抜きの正味金額であること
- 価格比較サイトの会員限定料金でないこと
この3つが申請時の核になる項目なので必ずチェックしてください。
またこれ以外にも細々とした条件はありますが、交通手段込みのパッケージツアーや夕食付プラン等は適応外といった特殊なケースが殆どなので宿泊のみに限った場合には特に中止しなくても大乗です。
1.部屋、食事の有無、料金の支払い、キャンセル規定等が同一条件であること
まず食事に関してですが、基本的には朝食付きか否かがベースになっていることが多いので朝食に関してはその有無だけで同じプランを考えれば大丈夫です。
夕食に関してはホテル内でもいろいろなレストランがあったりするため全く同じプランというのはほとんどなく、ホテル側の規定にもその保証はしかねるという記載がある場合があるので夕食付プランはベストレートを狙う場合には選択しない方が良いかと思います。
また料金の支払いが当日払いなのか、先払いなのか、キャンセルが前日まで大丈夫なのか、それよりも前に締め切られてしまうのかも合わせる必要があります。
部屋に関しては一休.comなどの国内サイトは問題ない場合が多いのですが、agodaなどの国外サイトの一部で部屋の記載が異なる場合があり悩む場合があるのでその点をベストレートを通した経験から説明します。
一休.com等の国内サイトの場合のチェックポイント
検索を掛けると分かりますが、国内サイトの多くでは部屋の呼び名(デラックスルームやスーペリアルーム等)が同じ場合が殆どで、どの部屋と比較をすれば良いのか非常に分かりやすいです。
例えばシェラトン沖縄サンマリーナリゾートの場合を公式と一休.comで見てみましょう。
左側が公式サイト、右側が一休.comですが一番上の部屋を見てみると分かるとおりほぼ同じ記載になっています。
2シングルとツイン(ベッドが2つ)は同義に近いですが、時折ベッドサイズに違いがある場合もあるのでそこはその後の画面で詳細を確認しましょう。
また公式の場合は食事についての言及がない場合は食事無しのシンプルステイと考えて良いと思います。
つまりこの2つは比較の対象になる部屋であると考えて問題ないわけです。
agoda等の国外サイトの一部の場合のチェックポイント
私の場合はagodaであったのですが、部屋の表記がどうも違っていることがあり、これでベストレートに申請しても大丈夫なのか悩むことがありました。
結果としてベストレートは通すことができたので、その際に確認したポイントをお伝えします。
それでは分かりやすいパターンと分かりにくいパターンの2つをを紹介します。
分かりやすいパターン
左がシェラトン沖縄サンマリーナリゾートの公式、右がagodaですが一軒同じ部屋の表記にはなっていません。
ここで注目するのは右に書かれている英語表記です。
訳してみるとバルコニー付きのパーシャルツイン、ノービュー、メインタワーと書いてあります。
こう読むとほぼ同じ表記になっているので、バルコニーの有無とビューに関してのみ公式の詳細を確認すれば大丈夫です。
確認しても同一表記が見当たらない場合もありますが、ここまで一致していれば申請してみるのも手ではあります。
分かりにくいパターン
大阪マリオット都ホテルの同一の部屋か分かりにくいパターンです。
画像的には同じ部屋のように見えますが左の公式サイトにはスーペリア、1クイーンと記載があり、右のagodaでの表記には
ダブルルームとの表記しかありません。
この場合確認するべきところはagoda側の左下の部屋の特徴が書かれた部分です。
確認すると、クイーンベッド1台、眺望シティ、部屋サイズ38㎡とあり、ベッドと眺望は先ほどの公式のものと同一であることが分かりました。
あとはagoda側で部屋の広さが38㎡であると分かったので、公式の詳細で部屋の広さを確認し同一であればこの2つのプランは同一の部屋を対象としているとほぼ言えることになります。
分かりにくいパターンの場合には次の3つを主にチェックしてください。
- ベッドの種類(ツイン、シングル、ダブル、クイーン、キング等)
- 眺望(シティビュー、ベイビュー等)
- 部屋のサイズ(主に㎡数)
これが同一であればほぼ同じ部屋だと判断しても大丈夫だと思いますのでベストレート申請をしてみましょう。
2.税・サービス料抜きの正味金額であること
要するに部屋単体の、何の加算もされていない料金と比較します、と言う事です。
これはサイトによっては税・サービス料込みで表記されていたり、税だけ加算されて表記されていたりと条件が一律にならないためです。
そのためもし見つけた公式より安いサイトの料金が税・サービス料込みかどちらか込みの表記だった場合にはその分を差し引いた価格を記載し、申請するようにしましょう。
大抵の場合は料金詳細等で税分とサービス料分の金額が確認できます。
税・サービス料込みか否かはかなり見落としやすいポイントなので必ずチェックするようにしましょう。
価格比較サイトの会員限定料金ではないこと
例えば一休.comであればゴールド会員以上が予約できるプランなどがある場合があります。
しかしこれは一般の人が予約できるプランではないので、ベストレートの対象からは外れてしまいます。
同様に会員になることで初めて表示されるプランに関しては、一律してベストレートの対象からは外されてしまっているので気を付けてください。
また会員限定等ではありませんが、trip.comなどホテルグループによってはベストレートの対象にならない価格比較サイトもありますので、気になる場合には規約を一度確認しておくと良いと思います。
ベストレート(BRG、最低価格保証)申請時のチェックポイント3選のまとめ
今回はベストレートの申請にあたり必ずチェックしたいポイントと、申請対象になるのか迷う場合にチェックしたいことについてまとめてみました。
また基本的にベストレートを狙う場合には、申請の結果次第でホテルを変えることが可能なように先払いのプランは避けるようにしましょう。
先払いは大抵最も安くなることが多いですが、予定にも融通がきかないのでよほどのことがない限りはおすすめしません。
チェックすべきポイントをしっかり確認し、ベストレートを通して素敵な時間を過ごしましょう。
もちろん一休.com等の会員価格の方が夕食付やスパ付きなどトータルでは安かったり、価値が高い場合もあるので、その場合には会員価格のプランで予約してみるのも良いかもしれませんよ。
以上、ベストレート(BRG、最低価格保証)申請時のチェックポイント3選のまとめでした。
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